無趣味な先生

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最高に怖いホラー映画5選を考えてみた

夏も終わりに近づき、ヒグラシの鳴く声が強くなってくる頃、あたりはオレンジ色に染まり、暗がりが目立つようになってくる...

 

ということで、ぼくが好きなホラー映画について怖さを重視してランキングにしてみました。多くのホラー映画を独りで観てきて、「これは怖い」と思ったものを5つ選びました。これらのホラー映画をみたら、夜トイレに行けなくなること間違いなし。

 

ジャンルを問わず、ゾンビ系からスプラッター、心霊まで幅広く、究極の怖さを求めて。友達や彼女と、はたまた勇気ある君は独りでも。

 

心構え:

・これらを観るときは、決して途中で観るのをやめず、一気に観ること。

・部屋を暗くして、できれば夜観ること。

・ポップコーンやコカ・コーラなんて飲み食いせず、集中して観ること。

 

※若干のネタバレが含まれてしまうかも。。。

 

第5位

「アポロ18」

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主観映像(POV)で撮られた、ファウンド・フッテージ系統(発見された映像の意)の一つ。最近流行っていた、「これは実話ですよー」というていの本作。

あらすじ

存在するはずのない「アポロ18号」計画の映像がネットに出回る。そこには、NASAが隠ぺいした乗組員に訪れる恐ろしい事実が写っていた。現在、アポロ計画は中止となっている....。

 

この作品の怖いところは宇宙という、広大で開放的空間のように思えて、実は宇宙船内や、宇宙服を着てないと活動できない密閉された空間にいることを嫌でも思い知らされる一作です。基本的に音楽という音楽はないので、ただ静寂さと息遣いだけが聞こえます。ホラー映画において息遣いは怖さを助長させるポイントですよね。この「はー、はー、はー」という息の度に心臓が縮んでいく気がします。

いろいろな突っ込みどころが多く世間からの評価もパッとしない、地味ぃーな本作ですが、事のしだいが明らかになり、地球へと帰ろうとするまでの手に汗握る展開と、ラストには背筋が凍ること間違いなし。やつらの無機物的存在感が癖になります。

 

 

第4位

ダイアリー・オブ・ザ・デッド

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ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ監督作の一本。

あらすじ

ピッツバーグの学生がホラー映画製作中に、ラジオから世界中で死体が蘇り人々を襲うニュースをきく。一行はバスに乗り家に帰るが、途中で炎上する車に遭遇し....。

 

またしてもPOV形式のホラー映画です。ホラーとPOVは相性がいいらしいですね。

この映画のすごいところはゾンビを歩く死体として恐ろしく描いているところです。ロメロ監督作にして、ゾンビの始まり、1968年「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」から数多くのゾンビ映画が誕生し、今ではホラー映画の一ジャンルになったゾンビ。ですが、多くの作品が作られることで人々がゾンビを目にする機会が増え、ゾンビ単体ではもはや怖がられず、パロディの対象にさえなってしまっているように感じていました。巷ではゾンビメイクなるものまであるというではありませんか!!

しかし、この映画ではPOVによる画の粗さと暗がりを見事に使い、ゾンビそれ自体を恐怖の対象として描くことに成功しているように感じました。

ぼくもゾンビ映画が大好きで多くの作品を観てきましたが、ゾンビそれ自体が怖いという意味では本作が一番だと思います。

 

 

第3位

死霊館

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みんな大好きジェームズ・ワン監督作。彼を知らない人は「SAW」を観てみよう。

あらすじ

超常現象研究家のウォーレン夫妻がこれまでに調査したものの中で「最も邪悪で恐ろしい事例」として1971年に体験した事件を描く。

 

あー、怖いですね。純粋に怖がらせようという意欲ではこれが一番かもしれません。まず最初のアナベル人形が怖い。しかし、それ以上に演出がここまで怖いとは。ここは入ってはいけない、ダメだと本能で警報が鳴る。そんな状況に落とし込まれていく。もう観ているこっちも「やばい、やばい」と悲鳴を上げずにはいられません。特に最初地下室に閉じ込められた奥さんの一連のシークエンスは素晴らしいの一言。怖すぎます。

それから、ハイド・アンド・クラップのシーンも怖かった。とにかく「それは怖いよ」という演出が続き、ダレさせない。

純粋なホラー映画を求めるなら一番怖いかも。

 

 

第2位

「ディセント」

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あらすじ

年に一度の冒険旅行で巨大な洞窟を探検する女6人。しかし、岩盤が崩れ洞窟に閉じ込められてしまった、彼女らは出口を求めて洞窟奥へと進んでいく。しかし、洞窟にいたのは彼女たちだけではなかった。

 

死霊館」と迷いましたが、こちらのほうが映像的に綺麗で好きなので、2位にしました。この作品も初めて観たときは無性に怖かったのを覚えています。映画冒頭の雄大で荘厳な自然美は観る者を引き付けます。しかし、そこにはどことなく不吉で暗さを感じ、彼女たちの明るいバカ話にも影を感じるのです。そんな彼女たちが向かう先は未開の洞窟探検。ヨーロッパではケービングといって、立派なアウトドアなんですね。この時点で嫌な予感がプンプンするのですが、あくまで彼女たちは明るく進みます。

しかし、洞窟に閉じ込められてから彼女たちは混乱し、陰の部分がみえてきます。そんな人間模様ドラマかと思いきや、その洞窟には住人がいた。

あーこの住人が異様にこわかった。洞窟内なので明かりがありません。暗い影のところに静かに潜んでいるのです。この光と影のバランスが非常に素晴らしいと思いました。

夜暗い道を一人で歩いているときに、ふと後ろに誰かいるような気がして怖くなったことはありませんか?この映画は後半この怖さに常に脅かされ、気が休まるときがありません。

ストーリーで難解な個所がありますが、それを差し引いても立派に怖がらせてくれました。

 

 

第1位

ブレア・ウィッチ・プロジェクト

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ぼくの暫定NO.1ホラー映画。POVの流行人にして雰囲気だけで人をここまで怖がらせることができるかと感心した一作。出会えてよかった。

あらすじ

モンゴメリー大学映画学科に通う三人の学生は卒業制作に、その土地に今なお残る伝説の魔女「ブレア・ウィッチ」を題材にしたドキュメンタリーを撮ることにした。深い森の中を進む一行を待ち受けていたのは....。

 

超低予算・少人数で撮影され、モキュメンタリ―(実話であるかのように撮影された映画)の火付け役にもなった本作。ぼくがホラー映画にはまるきっかけをつくった大好きな作品。

何が怖いか。それはズバリ雰囲気である。前半は何も起こらず主人公たちがウキウキとドキュメンタリーを撮っていく。それらしい口調で住人にインタビューをして。

正直このパートは退屈である。しかし、魔女伝説の残る森のなかに入ると彼らはしだいに不可解な現象に脅かされ、彼らの混乱する表情、そこで起きる信じられない現象、全てが観る者を不安にさせる。息をすることを忘れるくらい緊張した雰囲気に包まれる。後半この緊張が解けることはなく、エンディングを迎える。

決して恐ろしいものにあったり、大きな音で恐怖演出をするわけではありませんが、緊張感あふれる雰囲気はこれぞ心霊ホラーと言える怖さだと思います。

おすすめです!!!

 

 

以上、ぼくてきに悩みぬいた末に決めた、珠玉のホラー映画です。夜のお供にいかがでしょうか。